
人気お笑いグループ・たまゆら学園の元メンバー、まるいるいさん。
突然の脱退発表に驚いた方も多いのではないでしょうか。
芸人として活躍していた彼女が、なぜグループを離れることになったのか。
その背景には、意外な理由や心の葛藤があったようです。
また、現在の活動についても気になるところですよね。
SNSやネット上ではさまざまな憶測が飛び交っていますが、
今回は信頼できる情報をもとに、脱退の経緯と今の姿を詳しくご紹介します。
たまゆら学園・まるいるいの脱退理由は?

たまゆら学園の元メンバー、まるいるいさんが脱退を発表したのは、2020年12月でした。公式コメントでは「芸人としての居場所を見失い、個人の活動を模索するため」と説明されています。
この文章を見たとき、私は前向きな印象を受けました。でも、ファンとしてはやっぱり詳しい理由が気になってしまいますよね。突然の発表だったので、驚いた方も多かったと思います。
憶測を呼んだ理由の背景
当時の発表は簡潔で、あまり感情が見えませんでした。そのため、ネット上ではさまざまな憶測が広がることになりました。
よく見かけたのは、グループ内の温度差や意見の食い違いがあったのでは?という声です。たとえば、特定のメンバーに人気が集中していたり、ネタの方向性で迷いがあったのではといった話もありました。
私自身、動画を見ていて少し気になった場面もあります。まるいるいさんが他の2人とテンポが合っていないように感じた瞬間があったんです。でも、それだけで不仲と決めつけるのは早いと思います。
脱退は不仲ではなく、葛藤からの決断?
まるいるいさんは、脱退発表時に自身のX(旧Twitter)でもコメントを投稿していました。「たまゆら学園を卒業します」という言葉とともに、3人で撮った報告動画も公開されています。
動画を見る限り、大きなケンカや不仲があったとは思えません。むしろ、お互いを尊重している空気を感じました。ただ、どこか距離感や寂しさがにじんでいたのも事実です。
芸風や将来の方向性に対する違和感を、まるいるいさんは以前から感じていたのかもしれません。コンビやトリオという形は楽しい反面、やりたいことが少しずつズレていくこともありますよね。
今も続く、表向きの良好な関係
脱退から時間が経った今でも、たまゆら学園の残る2人とまるいるいさんが公に対立したことはありません。SNSでも、互いを否定するような発言は一切見られませんでした。
それだけに、円満な形での卒業だったと信じたいです。私も長くファンとして3人の活動を見てきましたが、あの温かくて少し照れくさい笑いが大好きでした。
現在は、それぞれの道を歩んでいる3人ですが、どこかでまた交わる瞬間があればいいなと願っています。
まるいるいとたまゆら学園の軌跡

たまゆら学園は、2019年に結成された男女のお笑いトリオです。所属は吉本興業で、メンバーは植木おでんさん、わたあめりなさん、そして元メンバーのまるいるいさんの3人でした。
初めて彼らを見たとき、私はその空気感に一瞬で引き込まれました。日常のあるあるネタをもとにしたコントが多くて、親近感がすごくあったんです。誰でも笑えて、ちょっとホッとできるような、そんな雰囲気が魅力でした。
人気を集めたネタとテレビ出演
たまゆら学園の代表的なネタといえば、妄想カップルをテーマにしたコントです。男女の微妙な距離感やすれ違いを笑いに変えていて、「これうちの彼氏にそっくり!」みたいなコメントがよく寄せられていました。
テレビ番組にも出演していて、特に日本テレビの「ウチのガヤがすみません」に出たときは、SNSでも話題になりました。テレビで彼らを初めて見た人も多く、一気に名前が広がった印象があります。
3人の絶妙な掛け合い
3人のキャラクターがそれぞれ違っていて、それがまたいいバランスでした。植木さんの自然なボケに、りなさんがテンポよくツッコむ。そして、まるいさんがちょっとズレたことを言って場をふんわりさせる。そんな掛け合いがクセになるんです。
ネタの中でも、「あ、またまるいさんが変なこと言った!」って思わず笑っちゃう場面が何度もありました。私はこの3人の空気感が本当に好きで、ずっと見ていたいと思えるコンビでした。
まるいるいの魅力と存在感
まるいるいさんは、いわゆる癒し系のポジションでした。ふわっとしたしゃべり方と、ちょっと天然な言動が特徴で、見ているだけでほっこりする存在です。
たとえば、ネタの中で急に「えっ、今それ言う?」みたいなことを言って、いい意味で予想を裏切ってくるんです。しかも、わざとじゃなくて自然体だからこそ面白い。この雰囲気は、誰にでも出せるものじゃないと思います。
YouTubeでも大人気に
たまゆら学園は、YouTubeでも大きな人気を集めていました。2024年時点で登録者は38.6万人以上、総再生回数は3億回を超えています。
特に妄想カップルシリーズは、多くの人がリピートしていて、コメント欄には「また見に来ました」「これ何回見ても笑える」といった声があふれていました。私自身、何度も見返してはニヤニヤしてしまいました。
ライブで感じる3人の魅力
ライブ活動でも、3人の息の合ったやりとりが光っていました。まるで友達の会話を聞いているような自然なやりとりで、観客との距離感も近く感じられました。
まるいさんがステージにいると、空気がやわらかくなって、観客の表情もふっとゆるむんです。笑いだけじゃなくて、あったかい気持ちになれる、そんな空間を作ってくれる存在でした。
脱退後のまるいるいの活動と心境
たまゆら学園を脱退したまるいるいさんは、現在ピン芸人として活動しています。吉本興業に所属しながら、自身のYouTubeチャンネルも運営していて、その名前は「まるいるいの逆襲」。実際に見てみると、なかなか波乱万丈な日々を送っていることが分かります。
チャンネルの第一回目から、彼氏に浮気されて同棲していた家を出ることになった話が語られています。家賃は彼が払っていたそうで、浮気と同時に住む場所も失ってしまったそうです。真剣に結婚まで考えていた相手だったようで、別れたショックは相当大きく、1ヶ月で8キロも痩せてしまったと語っていました。
その後、実家に戻ったものの、ほどなくして山手線沿いの格安シェアハウスに移ります。家賃は1万5千円で、当時の貯金はたった6万円。まさにギリギリの生活でした。でも、そのシェアハウスで今度は殺人未遂事件が起きてしまうんです。上のフロアで住人同士のトラブルがあり、警察沙汰になったとのこと。その影響で、るいさんは再び住まいを失ってしまいました。
そんな状況の中でも、るいさんはなんと大学受験にチャレンジします。高校卒業後は大学に進学していなかったそうですが、「大学受験って面白そうだな」と感じたのがきっかけだったとか。しかも最初に目指したのは早稲田大学という、かなり高いハードル。でも本人はそのギャップを自覚していて、笑いに変えて話しています。
受験勉強の様子はYouTubeでも公開されていて、真剣だけどどこかほっこりする内容です。思わず応援したくなるような気持ちになります。
さらに、健康面でも色々と大変だったようです。2022年には右目の網膜剥離で緊急手術を受けました。手術についても明るく話していますが、見ている側としてはとても心配になりました。ほかにも、過去から強い眠気に悩まされていたことがあり、病院で検査を受けた結果、ナルコレプシーという睡眠障害と診断されています。
るいさんは「自分がその立場になって初めて、理解できない病気に気づけた」とも話していました。いつも元気に見える人ほど、見えないところで大変な思いをしているんだなと感じさせられます。
もちろん、いいこともありました。たまゆら学園を卒業してから約2年後、2022年には「千鳥のクセがスゴいネタGP」に出演。テレビでもピン芸人としてネタを披露するチャンスをつかみました。
そのとき、受験ネタが番組内で紹介されたんですが、「芸人がうまくいってないから勉強してる」と自分で言ってしまって、あとから「違うんだよ!」と焦って訂正していました。あくまで芸人が本業で、受験はチャレンジとしてやってみたかっただけ。そんな想いがすごく伝わってきました。
まるいるいさんの脱退理由は、表向きには「芸人としての自分を見つめ直したい」という前向きなものでした。でも、その後の人生を見ていると、本当に模索と挑戦の連続だったことが分かります。彼女がたまゆら学園を離れたのは、ただの方向転換ではなく、深い覚悟があったのだと思います。
これからもピン芸人として、また一人の人間として、るいさんがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね。
現在のたまゆら学園の活動状況

まるいるいさんがたまゆら学園を脱退した後、グループは2021年から男女コンビとして再スタートを切りました。今はYouTubeを中心に活動を続けており、登録者数は38万人を超えています。
動画では妄想カップル風のネタが多く、日常のやりとりをコミカルに描いた内容が人気です。TikTokでも勢いがあり、短い動画でのやりとりが若い世代に刺さっているように感じます。
最近では、配信サイトなどのプラットフォームを活用し、オンライン中心のお笑いの中でもしっかりと存在感を示しています。私も動画を見ていて、トリオ時代とはまた違った魅力があるなと感じました。
ただ、まるいるいさんの脱退はファンにも影響を与えたと思います。3人で作ってきた雰囲気が好きだった方には、やっぱり寂しさがあったのではないでしょうか。
私も当時、コメント欄で「また3人が見たい」といった声を何度か目にしました。ただ、脱退理由が前向きなものだったため、激しい批判は少なかった印象です。
ネタの構成面では、トリオだからこその広がりやテンポ感があったのも事実です。今もその頃のネタを懐かしむ人は一定数いらっしゃいます。
一方で、今の2人の掛け合いには、コンビならではのまとまりやテンポの良さがあります。特に男女ならではの微妙な距離感を使ったやりとりが魅力で、新しいファンも増えているようです。
私は、まるいさんが抜けたことで、たまゆら学園が迷いながらも前に進んでいる姿を応援したくなりました。形は変わっても、お笑いに向き合う気持ちは変わっていないように見えます。